メ ニ ュ ー


 アルコーブメニューについてのご紹介です。

  • 言語面接 カウンセリング

    • 文字通り、言葉を介してお互いの考えや気持ちなどを表現していくものです。
      そう表現すると、日常の一般的な会話と変わらないように感じられると思います。
      もちろんそれに類するものではありますが、違った面もあります。

      コミュニケーションは相手の応答次第で様々な方向に展開していくものです。
      言葉とともに、それぞれの意向や価値観、願望や感情が行き来する営みです。
      そういったものに無自覚でいると、ときに相手を傷つけることにもなります。

      その営みの中で行き交う様々な要因を注意深くみつめること

      それらを踏まえ、悩みを取り巻く状況の理解を深めること

      そこから望ましい変化の可能性や方向性、資源を見いだすこと

      言葉を交わしながら、そのあたりにも注意を払うことがとても大切だと思います。
      そうすることが、自然な自己表現を尊重し、支持することにつながるのだと思います。
      漠然とした表現ですが、多少なりとも違いを感じていただければ幸いです。

      また、そういった言葉が発せられるときの雰囲気や態度も大切です。
      そこには、言葉にならない深い思いが込められていることもあります。
      そういった思いも大事に汲み取っていけるよう努めています。

      もちろん、言いたいことを言えるような自由な雰囲気は欠くことができません。
      些細な言動が、語りを躊躇させたり、逸らせてしまうことはよくあります。
      そのため、私自身の振る舞いが与える影響についても配慮するよう心がけています。

      これらのことは、言語面接に限らず、全般的に言えることだと思います。

  • 夢分析

    • 夢はとても不思議なものです。
      現代においては、夢が真に受けられることはあまりないと思いますが、
      古代では、未来を予見したり、重要なメッセージを伝えるものと考えられたようです。

      心理療法の分野においても、夢はさまざまな形で解釈され、利用されてきました。
      フロイトの夢理論は有名ですし、ユングもまた、夢を重視していました。
      ただ、それぞれの考えの違いから、導き出される仮説にも違いが生まれたようです。
      それでも、夢に潜在的な可能性を見いだしていた点は共通しているように思えます。

      私にとっても、夢はこころを理解するための重要な表現の1つという思いがあります。
      ただし、こちらで夢を扱う際には、例えば「飛ぶ夢は~の意味がある」といった形で
      夢を単純化して判断することはほとんどありません。
      もちろん、 “飛ぶこと” そのものにある共通の意味合いも大事にはしますが、
      その人のおかれている状況やそれまでの生き方など個々人さまざまな状況から
      もたらされた1つの表現が夢であると考えているため、
      その人にとっての意味合いを大切に汲み取っていくことが必要だと考えています。
      何より、単純な判断によって夢の持つ豊かな意味合いを失いたくないと思うのです。
      従って、こちらで夢を扱う際には、協同して内容を理解していくことになります。

      夢は、意識的に自覚している考えや価値観、方向性などを補うものと考えています。
      そういったものと夢に現れた内容の間に、どういったズレと重なりがみられるか、
      夢を踏まえて現在の状況について考えることで、違った視点が見えたりします。

      また、夢をあれこれと考える上で、ユング心理学の考え方も大切にしています。
      それは、夢に現れた内容を個人の生活との関連で考えていくこととともに、
      個人的な経験を超えた視点からも夢を考えることです。
      夢によっては、実生活の経験からは連想が及ばないような内容もありますが、
      そんなときには、思わぬヒントが得られることもあります。

      夢は一見、不可思議でとらえがたいものです。
      しかし、意識的な体験を補うものとして夢という表現のあり方を大切に扱うことで、
      状況がとらえやすくなったり、思いもしない視点が現れたりします。

      夢に注目することが夢の内容を活性化することも、夢のもつ不思議の1つです。
      夢への意識的態度が夢を引き出し、その夢の理解が現実生活に影響していく、
      夢と現実が相互に影響しあう体験に驚かされることもあるでしょう。

  • 箱庭療法

    • 箱庭療法は、砂を敷き詰めた箱と様々なミニチュア玩具を使います。
      色んな種類のミニチュアの中から、気になるものや惹かれるものを手に取って、
      それを砂箱におきながら自由に世界を作っていきます。

      馴染みのない人も多く、最初は戸惑われることもあるかもしれません。
      しかし、数ある中から1つのミニチュアが選ばれて、それが砂箱におかれると、
      そこから、色んなイメージや空想がわきあがることもあります。
      それがさらに次のミニチュアにつながって、イメージが活性化されていきます。
      すると、結果的に、予想していなかったような世界が完成することもあります。

      箱庭制作を通して表現すること自体、治療的意味合いをもっています。
      また、作品を視覚的にとらえることで、内面を見つめ直すきっかけともなります。

      制作においては、特に言葉であれこれ言う必要はありません。
      言葉を介さない表現手段であるため、言葉にしにくい漠然とした思いを表現しやすく、
      それが思わぬ形で自己理解のきっかけとなることがあります。

      箱庭療法も自己表現の1つの方法です。
      さまざまな表現手段をもって自分の内面を表現する機会を持ち、
      気づかなかった何かを発見することがカウンセリングの目的の1つです。

  • 箱庭体験

    • アルコーブでは、箱庭制作を体験していただけます。

      箱庭療法に馴染みがなかったり、関心はあっても制作したことがなかったり、
      そういう方が、箱庭に触れて身近に感じられる機会になればと思っています。

      基本的には1回限りの体験となっておりますが、
      継続的に箱庭制作をしていただくことも可能です。

      箱庭療法のことをよく知るため、
      自己表現の機会をもつため、
      自己理解を深めるため、

      頻度や回数など、目的やご要望に応じて設定していただけます。
      関心のある方は、お問い合わせください。

      神戸の箱庭カウンセリング

  • アートワーク

    • アートワークとは、言葉ではないモノを通じて自己表現することです。
      絵を描いたり、貼り絵をしたり、粘土をこねたり...。
      なんだか大人げないと思われる人もいるかもしれません。
      大人になってそんなことをするのはバカげていると感じる方もいるでしょう。

      それは遊びと呼ばれる一方で、芸術と呼ばれることもあります。
      どちらにも共通するのは、それが創造的な活動であるということです。

      何でもないものから、心と体を使って何かを作り上げることです。
      思いを込めながら熱心に何かを作り上げることが、結果的に自己表現となります。
      製作そのものや作品が訴えるものが自己治癒や自己理解のきっかけともなります。

      遊びそのものが治癒的な機能を持っているといわれています。
      遊びはその人を自由にし、自由な心が遊びを促進させます。
      その相乗効果が、その人の創造性を活性化させ、新たな可能性をもたらします。

      遊べるようになることは、私のカウンセリングの目的の1つです。
      こんな風に表現すると語弊があるかもしれません。
      ただ、苦しい中においても好奇心をもってその生きている世界と向き合い、
      閉塞した状況を変える力が ”遊ぶこと” にはあると私は思います。


  • 心理テスト 心理検査

    • 希望に応じて心理検査を受けていただくこともできます。

      こちらではロールシャッハテスト バウムテスト 風景構成法 エゴグラムなどを使って性格傾向を知るための検査を実施しています。

      カウンセリングのために初回面接の後に心理検査をうけていだだいても結構です。
      心理検査のみの希望にも対応しています。

      料金はいくつかの検査を組み合わせて10000円です。


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 医療機関ではありませんので、診断や投薬はございません。
 ご希望の場合は、適切な医療機関をご案内いたします。

 また、予約制となっておりますので、来所の前に予約していただくことになります。
 まず、お問い合わせのフォームからご連絡ください。
 それに基づき、こちらからご連絡差し上げます。