箱庭療法


箱庭療法は、砂を敷き詰めた箱と様々なミニチュア玩具を使います。
色んな種類のミニチュアの中から、気になるものや惹かれるものを手に取って、
それを砂箱におきながら自由に世界を作っていきます。

箱庭療法に馴染みのない人にとっては、最初は戸惑われることもあるかもしれません。
しかし、数ある中から1つのミニチュアが選ばれて、それが砂箱におかれると、
そこから、色んなイメージや空想がわきあがることもあります。
それがさらに次のミニチュアにつながって、イメージが活性化されていきます。
すると、結果的に、予想していなかったような世界が完成することもあります。

箱庭制作を通して表現すること自体、治療的意味合いをもっています。
また、作品を視覚的にとらえることで、内面を見つめ直すきっかけともなります。

箱庭制作においては、特に言葉であれこれ言う必要はありません。
言葉を介さない表現手段であるため、言葉にしにくい漠然とした思いを表現しやすく、
それが思わぬ形で自己理解のきっかけとなることがあります。

箱庭療法も自己表現の1つの方法です。
さまざまな表現手段をもって自分の内面を表現する機会を持ち、
気づかなかった何かを発見することがカウンセリングの目的の1つです。

アルコーブでは、箱庭を体験していただけます。
詳しくは、箱庭体験のページをご覧ください。