言語面接


文字通り、言葉を介してお互いの考えや気持ちなどを表現していくものです。
そう表現すると、日常の一般的な会話と変わらないように感じられると思います。
もちろんそれに類するものではありますが、違った面もあります。

コミュニケーションは相手の応答次第で様々な方向に展開していくものです。
言葉とともに、それぞれの意向や価値観、願望や感情が行き来する営みです。
そういったものに無自覚でいると、ときに相手を傷つけることにもなります。

・その営みの中で行き交う様々な要因を注意深くみつめること

・それらを踏まえて、悩みを取り巻く状況の理解を深めること

・そこから望ましい変化の可能性や方向性、資源を見出すこと

言葉を交わしながら、そのあたりにも注意を払うことがとても大切だと思います。
そうすることが、自然な自己表現を尊重し、支持することにつながるのだと思います。
漠然とした表現ですが、多少なりとも違いを感じていただければ幸いです。

また、そういった言葉が発せられるときの雰囲気や態度も大切です。
そこには、言葉にならない深い思いが込められていることもあります。
そういった思いも大事に汲み取っていけるよう努めています。

もちろん、言いたいことを言えるような自由な雰囲気は欠くことができません。
些細な言動が、語りを躊躇させたり、逸らせてしまうことはよくあります。
そのため、私自身の振る舞いが与える影響についても配慮するよう心がけています。

これらのことは、言語面接に限らず、全般的に言えることだと思います。